私の知人は二酸化炭素排出削減に資する技術開発に取り組んでこられましたが、
最近になり開発に成功されたとのことです。技術としてはプラズマ装置と粒状生
石灰により、二酸化炭素を生石灰に吸着させ、工場などから排出される二酸化炭
素を削減させることができると言う大型装置で、関連特許が出願されております。

ただし、問題としては粒状生石灰は湿度により粉体に変化することがあり、粉体
の生石灰になってしまいますと、空気を送り込む工程を追加しなければならなく
なるとのことです。そこでBCCNに、湿度の変化があっても粒状が維持できる生
石灰を製造できるメーカーさん探しが依頼されました。粒状生石灰のサイズとし
ては５～８ｍｍ程度とのことです。二酸化炭素を吸着した生石灰は肥料などとし
て利用でき、そこから二酸化炭素が再び発生することはないとのことです。本件
はプラズマ装置と化学反応の両方に通じている知人だからこそ開発できたのでは
と思います。
（東京証券取引所に「カーボン・クレジット市場」が開設され、排出権取引の本
格化が進む中で本件はタイムリーな案件であり、日本のカーボンニュートラルに
資することが出来る重要なケミカル・リサイクル技術になりえるのではと考えて
おります。そのような大きなテーマの一翼に、ＢＣＣＮも参加させて頂きたいと
期待しております。）

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