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【コラム】

 

海外勤務希望の技術士さん(中国実務経験者の件)

A)私は、技術士事務所を自営しております。
9月3日(水)の貴メール:BCC−83の中国勤務実務経験者募集の項目に興味をもちました。契約の条件(自動組み立て設計者の立場など)について、もう少し詳しくお聞きしたい点もありますが、まずは可能性の有無について確認させて頂きます。ここに経歴書を添付します。

B)上記に対する私の返答
Hさんは適任と思われますが、Hさんのような方が国内を諦めて手を上げられること自体、非常に問題だと感じます。とりあえず推薦させて頂きます。

C)私の返答に対する技術士さんのコメント
現在の仕事は、技術コンサルタントです。バブル崩壊後、国内の設備投資が激減し、製造部門が海外へシフトしたことやCADソフトの乱立による製図手段の制限により、仕方なくマネジメントを含む総合的な技術コンサルティングをしていますが、本来の仕事は、電子部品などの自動化機械の開発や設計です。現在でも自動化機械の設計の要請があれば受注し、設計能力の維持・向上に努めております。最近の実績として、2002年12月〜2003年3月の約3ヶ月間、インドの医療器具メーカーの依頼により、現地で注射器の自動組立機の開発に協力してきました。

ご指摘の通り、日本の自動化技術を外国へ移転することについては、随分悩みました。今でも、正直に言って気持ちは揺れております。しかし、現在の日本の状況では、私どもの専門を活かすことができません。多くの技術コンサルタントの方は、自分の専門を諦めて、ISO9001や14000などのマネジメントの分野に活路を見出しておられるようです。私どももその方面に進むことも考えましたが、マネジメントは技術者の本来の仕事ではないような気がしております。現在、2社の技術コンサルティングをしておりますが、あまり専門とは関係のないコーディネイトやマネジメントに関するもので仕事の成果が明確に現れてきません。クライアントの方は、ある程度満足されているようですが、私どもはいつも消化不良のような状態で仕事に対する不満が残っています。

(上記の方は国内で30年近く技術設計業務をされてこられた技術士さんで、まだ50歳台の方です。生産技術部門の専門家が中国に出てしまう流れは、もはや押しとどめることが難しくなってきているのかもしれません。でも国内で燻るより、海外に転じて未来を開拓する方がまっとうかもしれません。)

 

 
 

 

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