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【コラム】

 

東南アジアの現地企業で働くこと

異文化支配の中で働いた経験を持つ日本人は非常に少ないはずと思っております。外資系の企業と言っても、東南アジアの現地企業で働くことは欧米系と全く異なる側面を持つことを知らない方が大部分と思います。日本企業の現地法人で働くのと現地企業で働くのは天国と地獄くらいの差があります。これは経験したものでなければ決して理解出来ない事実です。台湾・中国・韓国企業との関連を求められている個人の方に「十分に相手を知って行動して欲しい」と言う思いで一杯です。日本人は温室育ちで極めてこの辺が甘いと思います。危機管理の感覚もゼロに近い方がほとんどではないでしょうか。中国の歴史の中で、「親兄弟でも時として平然と裏切る」事例が伝えられておりますが、現在でもこの感覚は厳然と生きております。日本でも大企業の派閥闘争で熾烈な争いがアンダーグラウンドで有るように伝えられておりますが、これは敵がしかけてくることが見えているわけですから、はまる方が甘い様に思います。中国(台湾)のそれは全く違います。身内・同胞と思っていた人間があるとき 突然 裏切る。多くの場合裏切られると困る程度ではなく、会社であれば即解雇に繋がる。彼らはそんな環境を平然と受け入れて行動している。根本的に考え方が違うのです。

私は20のころの外国放浪時代に差別を受けて仕事をした経験があります。これは大部分の日本人が未経験の世界で、この時絶対に差別を許さないし、その為に決して自分も人を差別しないことを心に誓いました。また30才から40才までの間を異文化支配の組織で働いたきましたが、社内のリストラくらいでオタオタしている日本人に東南アジアの現地企業で働くことは、地獄を見るようなものだと言うことをご忠告申し上げます。これは現地企業が酷いと言うことでは無く、日本人・日本企業は異文化に支配された事の殆ど無い特殊な国に生まれ育ったと言うことです。(沖縄は例外)この事の功罪は色々あると思いますが、日本人自身が十分にこの事実を自覚していないと言うことは非常に危険だと思います。しかし、これは海外に出て直接現地と肌で触れなければ理解出来ないことです。ですから十分な心構えをして挑戦して頂きたいと思います。特に若い方が体験することは、貴重な財産になることを断言出来ます。


 

 

 
 

 

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