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【コラム】

大学と公設試等の連携について

現在全国的に産学官連携推進の動きがあります。しかし、私は悲観的な見方を致しております。その理由ですが、大学のシーズはシーズの状態である事が大多数であり、企業サイドがライセンス導入を検討出きる状態になっていないと思われるからです。確かに大手企業を含めて、大学の知財に関する関心は高まっていると思われます。理由は、企業の研究開発体制の弱体化がリストラと言う名目で図られており、企業内から有力商品が生まれ難い状況になっており、M&Aや技術提携を含む外部資源活用の必要性が高まっていると思われます。

では、上記の状態をどのようにしたら良いのか? 私が以前から考えている事は大学のシーズを外部が評価出きるレベルまで育てる機関の必要性です。企業自らが手を出すには時間と費用がかかる割に、リスクが高いので手が出ません。この間隙を埋める機能を、各都道府県に設置されている公設試験機関が果たせば良いと考えております。公設試験機関も大きな箱物を各地に作りましたが、その存在意義が厳しく問われており、上記のスキームを実施する事は存在意義を高める一助となると考えております。本件を進める上では、やはり有能な民間出身のコーディネーターや、様々な支援制度が必要と思います。これは官の民営圧迫では無く、官でなければ出来ない機能を官が果たすべきと言う考えです。

(本件に若干関連すると思われる案内がありました。)
中小企業技術革新成果事業化促進事業(補助金)の公募について・経済産業省中小企業庁では、公設試等の技術支援機関による技術支援を受け、自社が有する優れた技術の事業化に向けた技術課題を解決するための取組を行う中小企業を支援することを目的として、平成17年度予算において新規採択の為の公募を行う予定であることをお知らせします
公募期間:平成17年4年18日(月)〜平成17年5月31日(火)
http://www.chusho.meti.go.jp/gijut/h17_sokushin_koubo.htm
(上記は国が公設試験機関等の活性化を考えた上での施策と考えておりますが、十分な効果があるかについて私は・・・・・)

(下記は、ある知人のぼやきです。)
現在、産学連携コーディネータをやっていますが、4月からお役御免になります。
2年弱の間、コーディネータを経験してきましたが、宮崎さんの仰る通りで、非常に難しい仕事です。特にコストパフォーマンスから見れば、成り立たない事業でしょう。それでも、これだけ騒がれているのは、皆がやるから、やらない訳にはいかないと言う事ですかね。ここ2、3年が勝負でしょう。その内淘汰されて、殆どが消えていくような気が致します。コーディネータよりも教員の意識改革の方がより重要だと思います。

 

 
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