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【コラム】

ホウ素について

(問い)

愛知県では、三州瓦という瓦が特産の一つです。この瓦は、通常の瓦と比べて、光沢があるのが特徴です。そのためには、釉薬を掛けて焼成します。この光沢を出すためには、釉薬中にホウ素が含まれることが必須です。釉薬は、リサイクルして使用していますが、最終排水に約100−200ppmのホウ素が含まれます。他の重金属
等は、凝集剤及びイオン交換カラムで除去できますが、ホウ素は除去できません。環境基準にホウ素が含まれるようになりましたが、瓦業界は暫定基準を用いることが許可されております。但し、この暫定基準は、後3年で切れ、更新はできないと思われます。 地場産業であり、大きな市場ではありませんが、特産品ということで、ある程度の補助を受けられる可能性はあります。但し、コストは問題になります。
 もし、可能性がある技術をお持ちの方が居られましたら、ご一報ください。

(今回のようなケースで、BCCのネットワークが利用される事は歓迎すべきと考えております。ある程度公益的なテーマであれば、ビジネスだお金だなどと言う事を前提にしないで、多くの方々のお知恵により問題解決に寄与したいと考えております。)

(反応1)

(今回は20件以上の情報が寄せられ、それを依頼者にフィードバックしている状況です。それらの概括をBCCNの環境問題担当者が纏めてみました。)

ホウ素処理技術の現状がほぼ見えて来ました。凝集剤による方法、イオン交換樹脂による方法が有力ですね。RO等の膜による方法は問題があります。
ホウ素選択性陰イオン交換樹脂IRA−743 を使用すれば、イオン交換システムを製造しておられる中小の業者であれば間違いなく効果を表します。
 しかし、排水によって、前処理、後処理が必要になりますし立派なプラントでは大きな設備費がかかります。 瓦や様がそのようなプラントを必要としているとはとっても思われません。瓦屋の釉薬はソーダ(ナトリュウムイオン)砒素(泡切れ剤)フッ素(清澄剤)シリカ、アルミナ、鉄が同時に存在しています。
フッ化ホウ素の形態になれば、いかなる方法でも現在の技術では(ROを除いて)ほとんど除去不可能です。ジェネリックの凝集剤法も、前処理や後処理とそれに応じた設備が必要です。いずれも、実際瓦業界が求めている要求に費用がついてゆくか、設備投資が付いてゆくか、補助金はつくのか等事前に調査しないと現実のビジネスにはならないと思います。

しかし、具体的な顧客が見えれば、多くの会員が即座に反応してくるのが面白いですね。これをうまくビジネスにつなげる方法を模索しなければなりませんね。
顧客の要求をもう少し詳しく調査し、かけられるコストまで聞き出せれば、完璧です。すばやく商売につながりますね。今回のフッ素、ホウ素に関するの多くの方からの情報で大体様子がつかめたと思います。非常に参考になったと思いますし、現在の技術水準がおわかりになられたことと存じます。私も非常に参考になった情報が非常に多く、これがBCCNの実力だと思います。これを早くビジネスに直結したいものです。
(ビジネスの方法を徐々に固めて行きますので、宜しくお願い申し上げます。)

(反応2)

(BCCNの環境担当者から、下記の報告が届きました。皆さんから頂いた情報は25件ほどになりました。沢山の情報提供ありがとう御座いました。)

ホウ素除去の件いろいろな方とお会いもしたし、電話連絡も致しました。
長野県の方は温泉の有害物質除去に実績を上げておれて、すばらしい技術とポリシーを持っておられます。これから活躍されると思います。

ついで近畿大学の先生とお話させていただきました。
ホウ素を除去するのに、シリカゲルを基本としたイオン交換樹脂を製造できるので、それでやれば確実に除去できるとのお話をいただきました、興味有る技術ですが、それが実際に使用できるかどうかは、これからのような気がします。

その後K工業の社長様にお会いしました。元日立の土木設計をしておられた方で、土木やの感性からすばらしい技術を確立されています。 過去11年間で11件の実績を積んでこれから大きくされようとがんばっておられ、たくさんの苦労話に花が咲きました。 この技術も、将来使用される場面がくることが想定されます。

いずれの企業も大手企業に吸収されそうになりながら、かろうじて独立を保っておられますし、大手企業の信用力に押されて現実のビジネスを逃しておられる場合が多いことも現実です。 安価な、すばらしい技術がありながら、無名の為、使用してもらえない現実があります。役人も大手が出来ないか失敗すれば責任をとらなくてもすみますが、無名の企業を採用して万が一失敗すれば責任を取れされる体質が変わらない限り、新しい技術は日の目を見ない国家に日本はなっているようです。

技術立国を目指すのであれば、新しい技術を導入する体制をとらないと、彼らベンチャーは野垂れ死にするのが関の山です。そのように感じました。私どもは、すばらしい技術が最も発揮できる舞台を作って、彼らの技術が本当にすばらしいものであることを認識していただき、官僚が責任をとらなくても良いシステムを作ることが私どもに課せられた課題だと感じました。

(BCCNとして取り組まねば成らぬ課題が問題提起されております。不平とか愚痴を言っていても状況は改善いたしません。自らの力でベンチャー支援を何とかすべく、微力ながら努力の積み重ねをしております。でも、必ず解決してやるとの気概だけは誰にも負けないつもりです。行政は・・・・・・・・・)

 

 

 
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