卓越した専門家チームによる技術評価により、情報のクオリティを保証いたします。
   
     

【コラム】

BCCN環境ビジネス評価チームの評価能力

BCCN環境ビジネス評価チームを結成しましたが、下記依頼が届きましたので、早速評価チーム16名に流してコメントを求めました。
***
この度、弊社では環境分野において、革新的なオゾン技術を扱う事になりました。
開発元はわずか3人の会社で専属の営業マンもいませんが、1セット1億前後のシステムが、口コミだけで既に6セットも契約しています。設備を見た人はほぼ契約に至ります。

従来の焼却・炭化・乾燥・堆肥・メタンなどの技術と比較し圧倒的なコストパフォーマンス(初期投資・ランニングとも1/10程度のコスト)がある技術です。資料は下記URLに掲載してありますので、ご覧になってください。
是非BCCを通じて、世界中に広めて頂けたらと思います。
***

上記に付き評価チームメンバー名から即刻回答が寄せられました。
詳細コメントは下記に掲載されております。
結論は本件はBCCNでは扱わないと言うことです。幾つかの理由がありますが

a.本件は販売代理店からの情報であった事。BCCNで原則、直接の開発者、あるいは販売総代理店以下の物は扱わない。理由は後々もめるからです。
b.依頼者が、なかなか面談に応じなかった。これは失敗の前兆であると言うのが私の経験です。商品の鑑定の前に、依頼者の鑑定が先行します。
c.ビジネススキームが不明瞭(契約等が不明確で、これは危険です。)
d.依頼者の回答にブレがあり、真実を明確に開示しようとする気持ちが不鮮明(面談、見学即刻歓迎と言うことであれば、見学をしないで見送る事は無かった)

BCCNの評価チームの特徴は企業現役在職者が過半数含まれ、現場に直結したビジネス含めた評価が出来ることです。今回のコメントを纏めるだけで、現在のオゾン装置ビジネスの概要やチェックポイントは把握出来るはずです。とすると評価チームの機能を外部に提供する事により、様々な評価ビジネスの受註が可能であると言うことに気が付きました。勿論、必要に応じて守秘義務契約を結ぶことは可能です。なぜ有力コメントが直ぐに集められるかですが、それはビジネスを越えた信頼関係が私と評価メンバーにあるからです。チームは依頼さえあれば、環境分野だけで無く、様々な分野で結成することが出来ますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

オゾン装置評価コメント

 

A)私も以前、オゾンに関して経験したことが有ります。
私の経験から思いつく留意点を参考までに記します。
<留意事項>
1)オゾナイザー(オゾン発生装置)
  *電力を可成り消費する。
  *放電管の寿命が短い。(保守費が掛かる)
  *冷却水の管理が必要。(長時間運転で汚れる)
  *電機メーカー毎で特性、価格が異なる。
2)その他オゾン関連装置
  *酸化で周辺設備が腐食する。
3)環境
  *オゾンは人体に有毒(環境対策が必要)
  *悪臭がする。
4)その他の事項
  *酸化力が空気や酸素に比較し、非常に強いので
   酸化操作の必要なプロセスに多く使われている。
  *しかし、上記のことを考慮すると、酸素または
   空気を使用し、温度や滞留時間で酸化力を補っ
   ているプロセスの方が世の中では多い。
以上のことから、何が新規で何処が強みなのか?例えば、
@オゾン発生装置が画期的なのか?
Aオゾンを使用した廃棄物処理技術が画期的なのか?
B何処に差別化があるのか?(特許等)
良く調査した上で、事業性の判断をする必要があると思われます。


B)ニセモノ、ではないとおもわれますが、
きちんと従来技術と優劣比較することが必要です
導入先の技術評価をもらうのが早道ですが。


C)オゾンの有効性は公知ですが、この種の技術のキーは、オゾンの発生装置です。
この装置に画期的な発想か特許があり、実績伴っていると言うのであれば、もう少し聞いて見る価値あるのではないですか?


D) 標記の件、おもしろいと思います。ただし、次の点がよくわかりません。
 @オゾン処理に関する特許等の問題、A重金属は酸化物になるにしても、それ以上分解されない。減容によって、濃度が高まると思われる。B活性汚泥等ならともかく、生ゴミや食品廃棄物に含まれる油分や高分子物質の分解にどの程度時間がかかるか。Cもし、本当に効率よく分解されるのならば、廃棄ガスとして窒素酸化物、硫黄酸化物がかなりの濃度で出ると予想される。それをトラップする必要はないか。D結局。減容するだけですので、再利用という点から見ると問題があります。
時間が合えば、是非みたいと思います。


E)さて、本件オゾンが有機物に有効であることは論を待たないと思いますが、
そんなに安くオゾンが生成できるかが疑問です。耐久性の課題もあるように思います。
ここは、実績もありまたユーザーも多く契約されているようですので、是非現地見学も(判定する意味でも)よろしいのではないかと思います。


F)滅菌技術ということであれば、それなりのマーケットはあるかもしれません
が、あまり途上国向きではないように思えます。なぜなら取扱いが簡単で安い技術が他にもあるからです(塩水を電気分解して次亜塩素酸水を作る、など)。効率がよい、固形物にも使える等、オゾンのメリットもあるようですが、途上国の滅菌ニーズは圧倒的に上水です。
2)オゾン消毒についてはアメリカなどで広く使われています。産業用ということでしたらhttp://www.delozone.comなどで安価な標準品の情報も出ています。


G)実際に装置が稼動しているのですから、生半可な知識で意見を述べるより装置見学等で技術的な面は確認できると思います。容積が10分の1に減量できると有りますが、水分蒸発と酸化(燃焼、ガス化)以外に減容の道は無いわけですが、85%水分の汚泥の10分の1への減容は本当であれば大変興味があります。
汚泥の中の固形分のみの減容であれば、更なる汚泥乾燥が必要となり、その際には発熱量がなくなっていますので、どうするか?等も興味があります。
スライドに記載されている効用があるとどこの商社も乗り気になると思うのですが何故BCCに来ているのでしょう。
装置の見学、調査をなされる場合、私も見てみたい気がしています。


H)この方式は特殊な条件でのみ成立するものです。上水用に塩素の代りにオゾンが利用されています。特殊条件とは比較的綺麗な水を飲み水に浄化して水道に供給する場合です。オゾンは強力な酸化剤ですから有機物を酸化分解します。問題はコストで有機物キログラムあたりの理論的オゾン消費量とオゾン製造のキログラム当り電力消費量がわかれば運転用電力費は簡単に計算できます。経済性がないことは従来の経験から明らか。オゾン使用の生活下水処理は10年以上前ブームになって家庭の団地の下水処理用に多数設置されたはずですが、運転費(=電力費)が高くて自治体の検査員が来た時だけ稼動したという笑い話があります。環境問題はこの種の話が多く、できるというのと、経済的に実施できると言うのを混同する人が多いのは昔から変りません。


I)オゾンによる酸化処理は、これまで多くの研究がなされています。
また、この業界は電機大手のメーカーが主流で、結構縄張りがあるようです。さてご案内のスライドですが、マテバラが不明です。電気代が10万程度とは、オゾンの酸化力と対象物の濃度関係が不明なので判定できません。1ヶ月の処理量は1,440トンで10万円ということなのでしょうか。
理解に苦しみます。設備費は結構高いと思います。
科学的な論理性を面接して確かめないと、スライドプレゼンでは分かりません。

J)現在、オゾン処理技術は色々な形で開発されています。東京都の金町浄水場でも10年位前から使われています。しかしコストパフォーマンスが余り良好では無いのが現状、又空気環境では安全基準も設けられて居ります。
私の所も、スカムの分解、室内環境、下水道しさ脱臭と色々なものが来ています。要は安全管理と、コストパフーマンスです。酸化力は認められています。その辺の見極めが重要と思います。百聞は一見にしかず、見学は重要だと思います。

K)オゾン酸化処理はご存知の様に、多くの研究がなされています。
先ず、今回の紹介の発端を教えて下さい。又、活用方法は色々あります。特に浄水場です。
1.平成17年3月31日地方自治体合併特例法→規模の拡大
2.PFI等の水道の民営化による事業会計→費用対効果
3.塩素処理に拠るトリハロ生成の抑制
4.塩素処理による化学物質臭の解消(カビ集は検討を要する)
その他検討すべきは
1.酸化効力の短時間化による、飲料水の輸送、貯留の安全性
2.鉄管等金属の腐食性
3.取扱時の作業安全
色々在りますが、安全性(飲料水、作業安全)と費用対効果が鍵になります。今多くの商社が水道管理会社を作っています。売り先は沢山ありますが、飲料水の品質は生命に係ります。前つばでは大変な事に成ります。

L)オゾンによる処理としては、上水の殺菌、脱臭、野菜の洗浄などに実績があります。微生物の殺菌には効果があるようです。微生物を殺す効果を利用して、活性汚泥の余剰微生物を殺し、死骸を活性汚泥の微生物に食べさせて、余剰汚泥を減らす試みがされています。栗田工業さんがかなりやっておられます。余剰汚泥を殺した後、これを食べさせる微生物に与えるわけですが、
この時オゾンが残留していると、生きている微生物も殺してしまうとか、活性が落ちてしまうとか、問題があって、この辺の兼ね合いが難しそうです。スライドでおっしゃる実績のうち、汚泥処理では、汚泥の菌を殺すのには有効
でしょう。但し、どの程度減容できるかわかりません。
海水の導入・排水管の貝殻の付着防止は、従来塩素(性格には次亜塩素酸ソーダ)が使われており、オゾンで同様の効果が出ます。
その他、有機物を分解するのには、オゾンのみでは無理です。廃水処理の方法として、触媒を使った次亜塩素酸ソーダ、過酸化水素による分解が実用化されています。
これも有機物を完全にCO2とH2Oまで分解するのは無理で、一部分子量の低いほかの分子になっています。オゾンを使った場合、私もいくつか実験しましたが、触媒無しではとても無理です。濃度は、一般に使われている数ppmから20 ppm 程度よりもはるかに濃い100 ppm 以上の条件でやっても同様です。元の分子を分解して、別の、より小さい分子にすることで効果があったという評価なら、ある程度の効果があります。
最近は、トリハロメタンなどを生成する塩素に替わってオゾンを使用するケースが増えています。この会社の営業分野にも、先行して同様の用途に装置を販売している会社がかなりあります。当社も高濃度オゾン水製造装置を作っていますが、この分野には後発になるため非常に高濃度の分野のみに限定して装置販売に努めています。結論としては、有機物の完全分解は無理でしょう。殺菌などの用途には有効で、需要もあるでしょう。一言で言うと、従来塩素で処理していたものを、オゾンで代替は可能です。この技術が、他社よりも先行して優位性があるかどうか、判断できません。
参考までに、今週、オゾン協会の研究発表・講演会が開催され、関連の技術の紹介が
あるので、ホームページを覗いてみたらいかがでしょうか。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~joa/

M)URLを見ましたが、大部分はオゾンの適用に関する記述で、これは一般的な資料です。なぜ「圧倒的なコストパフォーマンス(初期投資・ランニングとも 1/10程度のコスト)」にできるのか不明です。技術がある程度開示されなくては、評価の仕様がありません。設備を見ての評価は、後のステップです。
オゾンは漂白などに広く使われています。たしかに初期投資・ランニングコストが問題で、通常は放電式発生器なので電力費が重要なファクターとなります。1/10にできる理由を更に調べたらいかがでしょうか?本当にそうなら優れた技術です。


O)私は20年以前にオゾンを取り扱っていました。非常に安価な装置で数十万でできる装置でした。T社のフイルムの表面処理や炭素繊維の表面処理、プールの水の殺菌といろいろテストを行っていました。
 実際に使用して、問題点が数多く中小零細企業では解決できないと感じました為中止しました。安全性も確保できませんでしたしコストの問題も解決できない多くの問題がありました。本件のオゾン効果程度であれば。
 Y社の酸素水で同様な効果が得られると思いますし、そのなかに、私のオゾン発生装置(非常に安価な装置)を組み込むだけで必要なオゾンは発生すると思います。
 いずれにしても、1億円は高価です。さらに、情報が不明確です。

 
Copyright (C) 2003 株式会社 Business Creation & Collaboration Network  All Rights Reserved.