卓越した専門家チームによる技術評価により、情報のクオリティを保証いたします。
   
     

【コラム】

環境ビジネスの優等生とは

(現在情報交換させて頂いている環境関連ベンチャー企業の経営者から下記のメールを頂きました。)

当社の独自技術による環境関連製品はそれ程ありません。
ただ、独自技術の定義がどうかですね。発明なども、すべて組み合わせ技術です。
私たちの仕事の進め方を話します。

独自技術をもっていますと、宮崎さんのおっしゃるように最適な提案を阻害することが今までに多々ありました。開発費をかけていますから、それを回収しなければならないからです。それとインターネットなどのネットワーク情報が急速に進化したので、特許を持っていても、独自技術の利権波及効果が短く、すぐに陳腐化します。そうすれば、開発費が非常に高価なものになり、経営を圧迫します。以上のような点で、さまざまな開発を当社はストップしました。

現在は、従来技術の様々な組み合わせを独自技術と考えています。
環境コンサルティングをしながら、あるべき社会を創造し、マーケット開拓、市場作りをしながら、ものづくりをしています。ものづくりと言っても、技術の最適マッチングを顧客に提供しています。そのなかで、出てきた需要に対して、当社独自の技術を始めて出して行こうと考えています。

先日話ましたように、現在、自治体との共同研究事業が採択されました。ここでは、FS、FTを同時に仕上げながら、市場にマッチした商品を、開発、製造まで一気に仕上げます。従来の商品をFSしながら、その上をいく商品を当社の技術で仕上げます。未来の環境マーケットをしっかり見る目、従来の技術を検証する技術能力、新たな商品をつくる技術力はあります。

風力、小水力なども、流体、機械、電気の三位一体の技術力がいります。顧客先にあったシステムをつくる技術は結構難しいのです。また販売を、大手商社などに安易に頼ってしまいますと、大量生産を志向するようになり、いつかは破綻してしまいます。それと営業マンが短期利益、短納期を追求するために、過大な発注がきて、最終的に価格破壊を起こすことになります。と言うことで、独自技術は、今から様々なものを組み合わせて開花させていきます。

(この企業は資金導入などもスマートに進められており、健全な成長を遂げられております。環境関係ビジネスで陥りやすい間違いは、自社の製品に入れ込み過ぎて、顧客のニーズに答えられない事があることです。顧客が望んでいるのは、問題の解決であり、ある特定製品を購入する事ではありません。顧客の抱える問題を解決する為には、様々な技術・製品が必要となりますが、これを自前の製品だけに拘っていては問題解決が出来ません。相手のニーズに合致した技術・製品の最適マッチングを提案することこそ環境ビジネスの重要ポイントと思いますが、これが実行できる企業は意外と少ないと感じております。ですから私はこの企業を、環境ビジネスの優等生だと思う訳です。)

 

環境ビジネスを進める視点

(BCC−119の3)で環境ビジネスの優等生として、ご紹介致しました企業経営者
 から下記のメールを頂きました。)

暖かいメールありがとうございます。私は、環境には時間があまりないと思っています。それで、ビジネスから変えた方が早いと思い、物作屋として、会社を存続しながら、大人としての当たり前の行動に移しているだけなんですよ。ちょっと無茶をしてきましたですけどね。(笑)

ただ、そうしなければ、子供たちに申し訳ないでしょう。それに自然破壊、人間関係の破壊などの環境破壊の状況を知っている大人たちが、会議、議論、いがみ合いをしているだけで、何もアクション起こさなくてはかっこ悪いでしょう。このまま放って置けばどうなるか、みんな分かっているのですから。
だから、自分自身のためにも、悔いのないように、恥ずかしくないように生きているだけなんです。私の役目が終わったら、普通に美味しいものを食べて、仲間でスポーツをして、自然の中で暮らしたい。ただ、それだけが、望みなんですよ。

(淡々としたコメントの中に、この方の人間性が滲み出ていますね。売り上げだ儲けだと言う前に一人の人間として如何に有るべきか、これが無ければ21世紀の企業経営もビジネスもあり得ないのでは無いでしょうか。)


 
Copyright (C) 2003 株式会社 Business Creation & Collaboration Network  All Rights Reserved.