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2010.02.24

イスラム圏ビジネス展開のゲートウェイ(マレーシア)

マレーシア在住のBCCN現地代理人と色々情報交換する中で、日本企業がイスラム圏へのビジネス展開を考える場合、マレーシアは非常に有利な位置にあることがわかってきました。
有利さの一つにハラル(Halal)制度の活用があります。
ハラル制度とは、イスラム教義に従った食品等の企画の管理と、その振興を図る制度で、イスラム教徒が安心して購入できる製品に関する規格を定めており、その対象は食品から食品添加物、サプリメント、化粧品、医薬品などまでに拡大しているとのことです。
一般的にイスラム圏では宗教団体がハラル制度を管理・運用しており、国により制度の運用が異なるようですが、マレーシアだけは、国が直接管理しており、制度が明快になっています。

イスラム圏の人口は18億人くらいあり、市場規模は食品だけでも50兆円くらいになるとのことですが、マレーシアとしては、自国のハラル制度の明快さをテコにし、企業がイスラム圏へのビジネスを考える場合、マレーシアをハブとして展開させようという政策を打ち出しております。
つまりマレーシアでイスラム圏へのパスポートを取得し、マレーシアをゲートウェイとしてイスラム圏へのビジネス展開を図るという構想で、ISOなどのように、規格の主導権を握ることによりビジネスを有利に展開しようという政策と思われます。
そしてハラルパーク(ハラル産業だけを集めた工業団地)を整備し、企業誘致をしております。しかし、日本企業でハラル認証を取得しているのは、味の素などほんの一握りの企業に過ぎないようですが、欧米の世界的な食品企業は、既に認証をかなり取得しているとのことです。

現在マレーシアが注力しているのがサラワク州(ボルネオ島の北側にあるマレーシア領の地域)のハラルパークです。(下記英文HPご参照下さい)
http://tanjungmanishalalpark.com/
このサラワク州は、マレーシアが開発投資を進める重要拠点であり、様々なインフラ整備が進んでおりますが、日本企業のサラワク州進出は遅れているようで、既に台湾企業がかなり先行しているとのことです。 BCCN代理人は、サラワク州の有力者とのチャネルがありますので、進出などをお考えの方を支援することが可能ですから、お気軽にご相談下さい。
マレーシアはイスラム圏だけでなく、華僑圏ともつながりを持ち、加えてインド系の移民が多いことによりインドとの繋がりもある、欧米の法体系を取り入れている、リベラルな近代国家であることを総合的に考えると、我々はマレーシアの存在価値を、過小評価していたように思います。
この辺のことは、現地に代理人が根を下ろしているからこそ、見えてきたことだと思います。


 

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