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2006.12.25

オールドパワーの実力

最近どういう訳か分かりませんが、年配の方が開発した案件を扱う事が多くなりました。
年齢的には65歳から75歳くらいの方ですが、皆さん開発意欲旺盛でタジタジという感じです。
私は海外に専門家を派遣する事業に長年関わって参りましたが、その中で一番戦力となったのは昭和一桁の方でした。
その年齢の方は戦後の製造業の復活をゼロから支えた方ですから、原理原則を良くご存知で、守備範囲も広範です。
でも、もう年齢的に無理かなと勝手に思い込んでおりましたが、今も現役で活躍されている方が、かなりおられるようです。

活躍される理由の一つは、何と言っても蓄積された技術、ノウハウ、経験の圧倒的な量と質にあると思います。
そして開発テーマはいくらでも出てくるようで、開発テーマ探しに四苦八苦されている若手研究者と対照的です。
ただし、非常に危機的な問題があります。それは、その年齢の方の経験が殆ど継承されていないようだということです。
特にゼロからスタートするというような経験は団塊の世代には受け継がれていないようで、2007年問題として団塊の世代の大量退職が取り上げられており、その世代が大きな戦力になるかのような報道に接しておりますが、私は非常に悲観的な予測をしております。

よいか悪いかは別にして、団塊の世代の多くは一つの企業に勤務されてこられた方が多いと思われます。
そして殆ど社内で燃え尽きようとされておられる方が大半であると感じております。
つまり定年を機に活躍される方は非常に少ないと予想しているわけです。
現役として活躍できる方は5%くらいかなと言うのが、私の周辺で集めた意見の大勢です。
ゆえに現在活躍されておられるオールドパワーの方々の開発成果を、ものにしなければならないと感じるわけです。
団塊の世代は無理をせずに、身の丈にあった生活をエンジョイし、良い消費者になる方が良いのではと思います。
定年後の人生は50歳台を、いかに過ごすかによって方向付けられるものだと思います。
その点で現在多くの企業には、配慮が欠けているように思われます。気が付いた時には遅すぎると言うのは世の常です。


 

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